※ボタンをクリックすると該当するページへジャンプします。ページへ移動しない場合はポップアップブロックを解除して下さい。

松本大学地域健康支援ステーション

高校運動部栄養サポートを、学生とともに!

管理栄養士をめざす学生とともに、平成23年から高校運動部に対し栄養サポートを行っています。今年度は県内5校の野球部・剣道部の6部の活動でサポートを行い、200名を超える高校生の体づくりに関わらせていただいています。
サポート内容は高校により違いますが、その種目に適した体づくりや生涯にわたって健康な体を維持するための食習慣の習得等を目的に、選手への栄養講座・保護者への栄養講座・試食を伴う講座・調理実習・食事日記のチェック・体重測定などを行っています。


今回ご紹介する部活は、秋に大きな大会が終わりそこから春までが「トレーニング期」となり、体重を増やしたい部員にとっては絶好の時期のサポートです。体重を増やして体をつくり、スタミナをつけて春を迎えたい、どの部員もそう思っていることでしょう。
トレーニング期に入るにあたり、11月~12月にかけて行った次の3つの講座では、ステーションの石澤管理栄養士とともに、管理栄養士をめざす健康栄養学科の学生が授業の合間を縫って準備するなど奮闘しました。写真とともに、その頑張りをお伝えします!

 

【M高校(野球部・剣道部)補食提案講座】

成長期であることとその運動量の多さから、一日5,000kcal(女子は3,500kcal)を摂取したい部員たち。

それを一日3回の食事で摂り切れない場合は「補食」を勧めています(おやつではありません、補食です)。

その補食は、少量でも栄養価の高い食べ物がよく、学校等に持って行けたり、食欲のないときに食意欲を喚起させたりするようなものが適しています。

 

おにぎりやパン、おやき、肉まんなど主食系はお勧めできるものですが、更に今回は学生たちからメニューのアイディアを出してもらいました。事前に、試作・試食を重ね配布する資料を作成し、当日は4種類を作って高校へ赴き、部員たちにアピールポイントを紹介するとともに、試食をしてもらいました。


 

 

 

 ~提案した補食~
☆マヨ辛チキンドッグ
☆バナナドーナツ
☆さつまいも大福
☆ローファットきなこドリンク


 

 

 

 

部員たちの感想:
〇とてもおいしかったです。補食をしっかりとって体重増加につなげたいです。
〇今日の補食は家でもつくれて食べられるので取り入れていきたいです。
〇美味しくエネルギーの摂取ができるので今後是非活用していきたいと思いました。
〇自分は補食をあまり食べれていないので是非これをきっかけにきちんと朝食分の補食をとって、冬の体重増加につなげたい。

 

食事も補食もしっかり摂って、めざす体を作っていきましょう!
頑張れ、M高校野球部・剣道部!!

 

 

【N高校(野球班)献立作成&調理実習】

一日5,000kcal、つまり一食1,500~2,000kcalが目標量である高校球児。30~40歳代女性の一日分が1,750~2,300kcalなので、その一日分を高校球児は一食で摂取することになります。6月の栄養講座でその目安の量を伝えたうえで、今回は調理実習を行いました!一食1,800kcalの献立を学生と考案し、おまけのデザートをつけて2,000kcalのメニューとなりました。
この講座は作ってみること、それをおなかで実感すること、そして毎日作ってくれる家族等への感謝の気持ちをもち、将来の食の自立に備えることがねらいです。さらに、 N高校は前身が農業高校だったこともあって、その歴史を踏まえ植物の栽培や家畜生育についても学びを深めたいとの監督のご意向に添い、①献立作成→②調理実習、の2ステップ構成にしました。

 

①献立作成講座では、豚の屠畜を紹介したDVDを観たり、部員さんたちが秋から栽培した野菜を使ってのメニューを思いつくまま挙げ、その中から一食の献立になるよう考えました。「白菜を使ったメニューといえば?」→「鍋~!!」「キムチ!」など威勢の良い回答がどんどん出てきます。他の部員の発言で新しいメニューを知りメニューの幅が広がったことでしょう。

 

②調理実習では、4人で一班となり自分で担当するメニューを作りました。最初に本学学生によるデモンストレーションを見てもらいました。さすがの本学の学生、包丁やフライパンの扱いは手際が良く、部員さんたちからは「おぉー!」「すげー!」という歓声があがります。

 

 

 

 

部員さんたちは自分と数歳しか違わない学生の見事な調理ぶりに自分の将来を垣間見たかもしれません。その後、班に分かれて調理を行いました。各班には学生が付き、危険がないよう配慮したり調理のアドバイスを行い、奮闘の末、やっと完成しました!

 

 

 

 

←できあがった料理を前に、パチリ!

作って食べて片付けて・・・と、のべ5時間の講座。部員さんたちの満腹の笑顔に、本学の学生たちも部員の皆さんの力になれた実感できた講座でした。


 

 

栽培や飼育等の知識を得て、食べることの根源から見つめ直したN高校野球班。
この経験が、食への感謝に、ひいては"勝てる体づくり"に
つながっていくことを期待しています!

この様子は、本学の「大学案内2015」(2014年春ごろ発刊)に詳しく掲載される予定です。

 


【S高校(野球部)体重測定&調理実習】

長いトレーニング期の中で、球児としての体づくりという目標を見失わないために、体重管理は欠かせません。S高校では、新チームになった9月に体重測定を行い、3月までに何キロ増やすという目標を立てています。その中間地点として、12月の調理実習の時に体重測定を行いました。

9月からここまでの3ヵ月でなんと4.2kg増えた人も!この日参加した35名で合計76kg増加していました。

 球児とご家族の頑張りに目を見張るばかりです。

 

IMG_9710.jpg「体をつくるためには必要な量をきちんと摂るべき」と再認識してもらい、その必要量を満たす献立で調理実習を行いました。

この日は日曜日で授業がないため、本学の高校運動部栄養サポートチーム9名の学生のうちの8名が参加できました。

みなそれぞれに調理のデモンストレーションを行ったり各班のアドバイスを行って、事故のないよう、また衛生的に行えるよう、そして楽しくできるよう配慮しました。

S高校は部員数が多く賑やかなので、学生たちは緊張しつつも楽しい時間となったようです。

 

 

 

 

  

 

  

 

 

一生懸命野菜を切る部員(左)と余裕の2年生班(右)


できあがった料理と、仲間とともに

 

部員たちの感想:
〇楽しかったしこれからの生活に活用できることがあるので活用していきたい。2000kcalのご飯を3回食べる気持ちで春に一回り大きくなれるように頑張りたいです。
〇とても時間がかかった。これをいつも親がやってくれていると思うと、とても感謝したいと思う。
〇大変だったけど作り終わったあとの達成感はとてもすごかった。
〇色々な切り方を学ぶことができてよい機会となった。

 

体重計測から調理、喫食、片付けまで、のべ6時間の講座でしたが、部員さんたちは疲れもなく、最後には正門で一列に並んで"敬礼つき"で見送ってくれました。有難うございました。

 

今度はグラウンドで、皆さんが一列に整列し校歌を歌う姿を見たいと思います!

 

*****************************

3つの講座を通して、学生たちは、食情報やメニューを提案することだけでなく、実践してもらうための工夫を学びました。

スポーツにおいて食教育は欠かせないものとなりつつありますが、今回の講座が管理栄養士をめざす学生の将来の就業に備えた貴重な経験の機会になればと思っています。

 



コメントする


松本大学 地域健康支援ステーション
  • お電話でのお問い合わせはこちら
  • メールでのお問い合わせはこちら