本学が文部科学省「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」に採択されたことに伴い、地域健康支援ステーションでは健康づくりの分野における地域への貢献を、より一層充実させていくこととなりました。
平成25年10月より、地域健康支援ステーションスタッフとして赤津恵子運動指導士を配置し、運動実践を通して、すでに食や栄養に関する分野で支援活動を実施している管理栄養士と連携し、運動と栄養の両論で地域のみなさまの健康づくりに寄与しています。
これまでに赤津健康運動指導士が行った運動実践による支援活動のうち、4つの講座をご紹介します。
①塩尻市吉田公民館の定期的な運動教室「のびのび健康時間」
吉田公民館が毎週火曜日と木曜に定期的に開催している運動教室では、当ステーションの赤津健康運動指導士が運動実践の講師として活動しています。
新しい方にもどんどん参加していただき、地域の健康づくりのモデルとしていけたらと思っています。
②芝沢小学校で親子レクリエーション
芝沢小学校3年生の保護者から、人間関係をより円滑にできるようなレクリエーションを実施してほしいとのご依頼を受け、11月22日、赤津健康運動指導士が実施しました。
はじめに、親子ペアによるレクでのウォーミングアップ、続いて「ワンクエスチョン名刺交換」によるコミュニケーション、「親子ペアストレッチ」、クラス対抗「じゃんけんピラミッド」、「気持ちピッタリゲーム」、最後に「反応握手ゲーム」で終了しました。
生徒から、「今日はすごく楽しかったけど、特に"じゃんけんピラミッド"が一番だった」、保護者からは、「久しぶりに体を動かすことができたし、楽しい交流ができてよかった」とのご意見をいただきました。
③精神障害者施設でゲームによる運動
塩尻市の精神障害者施設「そよ風の家」の収穫祭で、入所者と保護者で何か楽しいレクリエーションをやりながら運動をしたいとのご依頼を受け、12月6日、施設に赴きました。
皆さんから、「楽しくてあっという間に時間が過ぎた」、「日ごろあまり活発に体をうごかしたことはないが、今日は運動して本当に気持ちがいい」、「久しぶりに夢中になれた」というご意見を頂戴しました。
④朝日村健康センターで認知症予防教室
朝日村地域包括センターが企画された、村内の高齢者の健康づくりの一環である認知症予防教室の講師として、12月13日に赤津健康運動指導士が伺いました。
認知症にもいろいろなタイプがあり、また、その予防対策にも多様なアプローチがあります。近年マスメディアでは、アルツハイマー型認知症予防のための様々な取り組みを紹介しており、そのなかに先進事例として有酸素運動、笑いとコミュニケーション、生活習慣病対策、脳トレ+運動等があります。
どの事例も体験していただきたいと思い、プログラムは、認知症の基礎知識、笑いとコミュニケーションが同時に得られるレクリエーション、ステップ運動にしりとりを加えたものにストレッチをとり入れて構成しました。
その結果、プログラムの半分が過ぎたところで時間となってしまい、参加者からは「時間がなくて残念だ」、「再度計画してほしい」とのご意見をいただきました。
今後も、地域のみなさんの健康づくりに少しでも貢献できればと思っております。
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